2016年08月28日

⑪伝説のお漬物「てんば漬け」を訪ねて@農業生産法人弥介さ

厳かに精進料理を頂いた後は、

白山市にある「農業生産法人弥介さ」さんへ。

前回の滞在のときに探しに探して奇跡的に見つけた
「てんば漬け」を生産されているということで、
製造現場を見学させてくださいとアポイントをとったのでした。

期待に胸が膨らみます!

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住所を元にたどり着くと、田舎の大きな家に加工場と畑が隣接する
なんとものどかな風景が広がっていました。
お邪魔します~

代表の松田さんはあいにくおらず、
スタッフの西川さんにお話を伺いました。

ちょうどスーパーやお店に出荷したばかりで、パッケージされた
てんば漬けはあまりなかったのですが、仕込み真っ最中、
ナス塩漬けやてんば漬けが沢山の桶で寝ています。

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弥介ささんのてんば漬けは、少し干した小松菜を
1ヶ月ほど塩漬けにするそう。

発酵がしないくらい強い塩分量で漬け続け、
出来上がったてんば漬けはそのまま食べるのではなく、
塩抜きをして、好みの味付けで調理を行います。

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このてんば漬けレシピは、漬物名人な弥介さ社長のお母さんが
ご家庭で作っていたものを使用してらしく、小松菜で作られています。

二塚からし菜を使うのが小松周辺、
吹立菜を使うのが手取周辺。
小松菜の方が柔らかいし食感がいいし、沢山取れるので
保存食として塩漬けにしたそう。

お母さんのオリジナル商品でした!

てんば漬けの調理自体は炒めてから煮たり、
塩出しして揚げと炊いて煮物にしたりと
シンプルに食べる家庭料理にぴったりだとか。おふくろの味ですね。

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ご好意で味見をさせて頂きましたが、目が醒める塩感!
噛めば噛むほど口に塩味が広がります。

くどい、でも、美味しい!
ポテンシャルを感じます。

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私の周辺、金沢市内で「てんば漬け」を知っているかを聞いたところ
誰も知らず、弥介ささんのある小松周辺でも
若い人は知らないだろうとのこと。

うーん、保存食が必要じゃなくなった昨今、
保存食としての漬物、てんば漬けは絶滅危惧種のようです。

こんなに美味しいのに、もったいないですね。

てんば漬けの認知度アップにどれだけ貢献できるか分かりませんが、
TEI-ENのメニューではてんば漬けを使用した食事が登場します。
皆さん、ご期待ください!

弥介ささんのてんば漬けはJA松任・能美や野々市・白山市のAコープ、
どんたくなどで購入可能です。
http://www.yasukesa.com

稲田さんコメント

人は「昔ながらの」「おばあちゃんの」なんてイメージに弱いもんです。
だから世の中にはそういうネーミングやパッケージが溢れています。
しかしそれら全てが本当に昔ながらのやり方で作られているとは限りません。
私が最近聞いた話だと、ぽたぽた焼きだって実はおばあちゃんが焼いているわけではないと言うではありませんか!

その点この弥助さは行ってびっくり、本当に民家の納屋みたいなところで
農家のお母さんたちが手作業で漬物を作ってました。塩と糠だけで。
こういうのが良くって工場の大量生産は悪、だなんて某グルメ漫画みたいな事は申しませんが、
こういう形で昔はどこの家庭も自家製で行われていた保存食作りがほぼそのままの形で残っているというのは興奮しますし、
それを継承しているお母さん自身にお話を聞けたというのは最高の体験でした。

四井さんひとこと
いずれ入ります。

 

2016年08月28日 | Posted in Research 1, レポート | タグ: No Comments » 

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