2016年08月26日

⑩粛々と精進料理を頂く@壽屋

TEI-EN実地調査、第2回!
名古屋KITTEのお店がお忙しい中、稲田さん再び金沢入りです。

次は金沢の精進料理が気になるということで、
ちょっぴり奮発して「壽屋」に行ってきました。

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近江町市場のほど近くにあるお店は
築150年を超える町屋で、玄関先のすてきな暖簾が印象的。

創業当時は精進料理専門店として
スタートされたということもあり、期待が高まりますね!

店内の調度品や設えも説得力があります。
たのしみ。
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予約をした、「加賀精進のお斎」を頂きます。
全品ではなくピックアップしてご紹介しますね。

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一品目はお麩と野菜の炊き合わせ、
インゲンの胡麻和え、黒豆。美味しい。

口に入れて噛み続けると、
静かに幸せが広がっていくような美味しさです。

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こちらは鰻もどき。

加賀蓮根で作ってあり、粘性の高い蓮根だからできる技だそう。
こちらも勿論美味しい!
この鰻もどき、べろべろくらい市民権を得て
日々手軽に買えると嬉しいんですが。

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顔ほころぶ様。

こちらはお麩の角煮。
お椀をあけておお、となる再現性あるビジュアルです。

食べるとお麩なんですけどね。

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こうやって、お肉を思いながらお麩を食べると、
肉の持つエネルギーに改めて感心します。

和からしでなくマスタードだったのが印象的です。

そして、デザートは黒ごまの汁粉。
ごま感がきちんとありながらやりすぎず、
さらりとした一品で冷製にぴったり。

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美味しいですね。
稲田さんより、どんぶり一杯ほしいという声があがるほど。

そういえば、一般的に日本ではジャンクな食事は量を多くできるのに、
こういった精進料理や菜食料理で量を沢山食べられるサービスがないね、
という話があがりました。

基本そういう需要があまりないのかもしれませんが、
南インド料理だとベジメニューでもお代わりが出来、たらふく食べられます。

ヘルシー×ボリューム。いつか日本でも成立するのでしょうか。

稲田さんコメント

築150年の町屋で精進料理。
そりゃもういい物に決まってるわけです。
しかもこちらは、元々が精進料理専門から始まり後に会席料理なども始められたという筋金入り。
あまりにも有名な、鰻に見立てた蓮根の蒲焼きも、濃厚なのに田舎臭くない椎茸ダシも、さすがと唸るしかありませんでした。
で、食べててふと思ったんですが、この精進料理というものは、懐石料理のように一品ずつ順序立てて出てくるよりも旅館の朝ごはんのように「せーの」でいっぺんに出てくる方がより美味しく食べられるのではないか、と。
お櫃にてんこ盛りのご飯と鉢盛りの漬物も最初から卓の真ん中にどーんと。
いや、しかしそれをやってしまうとこの粛々とした味わいの体験は失われてしまうのかもしれない。
なんて、思いは千々に乱れる昼下がりなのでした。

四井さんひとこと
いずれ入ります。

 

2016年08月26日 | Posted in Research 1 | タグ: No Comments » 

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