2016年07月30日

⑧和菓子をつまみぐい@中田屋、たけはな、戸水屋

合間につまみ食いをしたお菓子編です。

まずは近江町市場のダイヤモンドスーパー前に出店している「たけはな」さん。
大きめのおはぎやお饅頭、お餅を100円前後で販売しており
普段使いによい感じのお店です。

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ケースに並んだ和菓子から、これ下さいと申告するスタイル。

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食べたかったのは「ささげ餅」。

塩で煮たささげ豆をもっちりとしたお餅のまわりにまぶしたもので、
これもスーパーの和菓子コーナーにたいてい置いてあり、市民権があります。

 

でも見た目がまず気持ちわるいですよね。

甘くなく、滋味。豆好きには堪らない和菓子の1つです。

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(食べかけですみません)

 

そして、この黄色いおまんじゅうが「いがら」。

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普通のこしあんのおまんじゅうのまわりに、
クチナシで黄色に染めたもち米を
これまたまぶしたもの。

もち+もち米で弾力がアップしており、
美味しい和菓子の1つです。

「五色生菓子」という祝い菓子の1つで、黄金色に輝く岩(または稲穂)を表しているそう。
http://www.koshiyamakanseido.jp/shopping/iwai/post_40.html

 

いがらまんじゅうも店によって異なりますが、
たけはなさんのいがらはふかっと柔らかいタイプ。
私は固めも好きですねえ。

 

 

そして寺町に寄った足で、「戸水屋」さんへ。

1848年創業の老舗です。

中田屋さんのきんつばが美味しい、塩味と甘味が程よい、という話から
塩味がきいた戸水屋さんのおはぎが美味しいから行ってみよう、と訪れました。
行った時は残念、おはぎは欠品。
ちょうどこの時期に人気の葛まんじゅうを購入しました。

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この葛まんじゅうは温めて食べるのが乙だと、
市民からも大人気。とっても美味しいです。

金沢には美味しいお菓子もお菓子屋さんも多いですが、

今回はこれだけ頂きました。次回はおやつに何を食べるのでしょうか?

稲田さんコメント

寿司にはそれほど思い入れが無い、金沢カレーはちょっと苦手、といった問題発言に引き続き、実は子供の頃から今に至るまで和菓子もあまり得意ではありません。
お前はいったい何しに金沢に来たんだ、という話にもなりかねないなと思いつつ「外国人シェフが作る愛と誤解に溢れた金沢料理」という今回のプロジェクトにはそれがむしろ丁度いいのではないかと自他を納得させつつ進めております。
しかしそんな和菓子音痴の自分でも、中田屋さんのきんつばの凄さは一瞬で理解できました。生まれて初めてきんつばという食べ物を心の底から美味しいと感じたのです。これを機会に和菓子に開眼する事ができるかもしれません。
塩味のささげ餅もまた別の意味で衝撃的でした。食べるほどにじわじわ美味しくなっていくこの感じ、なんだかいまどきの日本というよりはネパールやチベットあたりの伝統料理をいただいているような不思議な感覚でした。

四井さんひとこと
ぼくはあんこが好きだ。
めずらしくこれは、専務の好みと食い違う部分だ。
とはいっても、小倉マーガリンや小倉ホイップみたいに
アブラが絡んでくるとより一層好きになるあたり、
真に和食である小倉餡を愛せているのか自信はないが、
あんこ味のものを幼少期から比較的好んで選んできたつもりだし、
つぶあんもこしあんもおしるこもぜんざいももちろんきんつばも、
いつたべてもいいくらい充分においしい。

少し話はずれるが、
そのむかし糸井重里氏が、

ぼくは「こしあん」が好きなのだ
(もちろん「つぶあん」も好きなんだけどね)。
そのへんの事情から、
「こしあん」を否定されないよう
ガードするという意味で、
「こしあん派」を標榜したのである。

だとか、

「こしあん派はつぶあん派を憎まず、つぶあん派はこしあん派を憎むな」

的なことを言っていたのを読んだのが
ぼくの人生での「好きなものとはなにか問題」
に大きな指標を与えてくれたこともあって、
好きな食べ物としてあげることは滅多にないけど、
ぼくにとってあんこはちょっとだけ特別な食品なのだ。
今回のささげもちもそうなのだが、
豆というのは不思議なたべものだな。ささげもちの
おいしいんだかおいしくないんだかわからないかんじ(しかもキモい)と、
あとから妙に魅かれる余韻は、専務に言われて気付いたけど、
異国の家庭豆料理を食べたときに幅広く通づる感じがした。
キャラは濃いくせに騒がしくしてこない、いいやつ。

ぜひ専務には、
そう好きでもない和菓子をモチーフにするかどうかは置いといて、
「たいしておいしくないじみなよさ」をあえて標榜するような料理を
さらにあえて”かっこよく”作ってもらいたいなあなどとと期待してしまう。
金沢がしてこなかったタイプのかっこの付け方に新奇性はあるし、
料理人がおいしくないことを前提につくった料理にだったら、
おいしそうに見えない器に盛ったってだれも不幸せにならないし、
たべるほうも何にも囃されずローテンションでいられるのではないか。
こっちから助けてあげるタイプの料理というのも、
せっかく商売がからんでこない機会に開発していただきたいなあなどと。
それ用の器なら、なんかがんばらなくても作れる気がするしね。

2016年07月30日 | Posted in Research 1 | タグ: No Comments » 

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