2016年07月25日

⑦いざ、老舗の金沢カレー@キッチンユキ

加登長総本店から色々なお店を経ながら、少し郊外へ繰り出します。
そう、「キッチンユキ」に向かいます。

金沢市中心部から少し離れており、山荘風のお店は
ご家族で洋食を楽しめるレストランとして今でも市民の支持を得ています。

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(外観を撮り忘れたので、カレー部で訪問した際の写真を借用)

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12:09入店。店内入ってすぐの所には、お店のルーツである
「レストラン ニューカナザワ」の様子がうかがえる資料が貼ってあります。
(詳しくは6月号のClubiismのカレー特集をご覧ください)

店内も古き良きファミレス感ありますね!
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メニューも年期が入っています。

本日注文をしたのは、トンカツカレー、ハントンライス、
ハンバーグベーキライスの3品です。

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どん!

 

こどもが夢みる食事が具現化されたような見た目!

可愛らしいですね。ほんとに食べられるのか疑ってしまいます。
厨房にはたくさんのコックさんがおり、注文してすぐこの3品が出てきます。

 

トンカツカレーのカレーは勿論金沢カレー。
他店の金沢カレーとはまた異なり、低音が響いてくる味です。美味しい。
稲田さん曰く、ルーを”苦味”がでるほど焦がしている。成程。
ステンレス皿のかっこよさも相まって、ユキの全メニューの中でも
男気担当の料理に感じますね。

ハントンライスは最近知名度上昇中の郷土料理。
ケチャップライスに卵をのせ、白身魚のフライ+タルタルソースがのっている洋食です。
味はご想像通り、おいしい一品。
ベーキライスはユキ一押しの洋風焼き飯。
もっさりとした炒飯に、これまたもっさりとしたハンバーグがのっていて、
カレーと打って変わって、素朴さが凄い。
色々なトッピングを選べる中の1つ、自家製マヨネーズをつけて食べると
どの料理もさらに罪深く、美味しくなります。

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食べている合間にもグループの方や
打ち合わせをする男性達、家族連れなど色々な方が入ってくる。

地元民に愛され続けるお店なのだなと感じます。

稲田さんコメント

金沢の人には怒られてしまうかもしれませんが、個人的に「金沢カレー」に苦手意識を持っています。もっとも金沢カレーの経験値自体があまり無いので、今まで知る数少ないサンプルに対してあまり良い印象を持っていないだけかもしれないのでどうかご容赦下さい。
ただ、ここキッチンユキのカツカレーに関しては、これまで食べた金沢カレーで最も好み、という印象を受けました。ここまで焦がすか!というくらい炒められたのであろうルーの苦さが全体のもったり感を引き締めてくれていたのが好みに合った、という感じです。
このお店、日本のファミレス勃興期に全国チェーンに対抗して立ち上げられた「わが町オリジナルのファミリーレストラン」という感じなのでしょうか。その後全国チェーンのファミレスが一時の輝きを失った理由の大きなひとつが「○○御前」的な和風メニューの導入だと個人的に思っているのですが、ここははそういう方向には見向きもせず今なお洋食一本槍で地元に愛されているという有様が、実に感動的でした。

四井さんひとこと
またもぼくは自問自答していた。
“歴史あるB級グルメ”代表である「金沢カレー」と専務を向き合わせるのは
TEI-ENの大きな挑戦の一つなのだ。
金沢カレーを扱ったお店はたくさんあるけど、行けるお店は限られている。

味の好みで言うと個人的には、個性の光りが捉えやすい、てきさすを推したい。
でもいわゆる「金沢カレー」定義の根元を捉える意味ではやはりチャンカレ本店?
や、もしかしてターバン?いやほんとに元祖ならインデアンという話も聞く。
社会知名度考えるとゴーゴー?でも専務ゴーゴー最近食べて嫌いゆっとったしな。
ユキやアルバも個人的には好印象もってるけど、決め手に欠ける。

そんなおり実にタイミングよく、
金沢のカレーについて最高な熱量レベルでまとめ上げられた書物が出版されていた。
クラビズム2016.5月号、金沢カレー特集(http://www.k-club.co.jp/topics/2016/05/19/clubism421/) である。必読。
これにより金沢カレーの文脈的な知識を得ることに成功したのだが、
結局それとは関係なく「金沢カレーもハントンライスも一挙に抑えられる」
という時間的な理由により、キッチンユキに行くことにした。
ユキはユキにしかないなぞの雰囲気があるので、その部分に期待もあった。

いやあ正解だったのは上記のレポートを見てもらえば明らかなのだが、
専務が意外にもハントンライスへの反応が薄かったのが印象的だった。
どうやらこんなB級に分けられるものからも、
金沢の優等生ぶり、またやんちゃになれない資質を伺えたようだった。

専務ブログから参考になりそうな二つの記事を紹介して、おわる。
読み物としてたんじゅんにたのしいので、ご参照あれ。

老舗について。全3話。
→老舗論(http://inadashunsuke.blog.fc2.com/blog-entry-5.html

B級グルメの雄、あんかけスパについて。全4話。
→1995年のあんかけスパゲッティ(http://inadashunsuke.blog.fc2.com/blog-entry-11.html

2016年07月25日 | Posted in Research 1 | タグ: No Comments » 

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