2016年07月19日

⑤金沢うどん事情@加登長総本店

おはようございます!
金沢滞在2日目は、(私にとって)ちょっぴり早めの朝9時集合です。

金沢市民に愛されるうどん屋「加登長総本店」が
朝10時半から営業されているので、
1時間半ほど近江町市場界隈を散策です。

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今日もとっても気持ちのいい天気。
市場も賑わっています。

新鮮な魚介類はそこそこに、9月に行う「TEI-EN」食事会の
食材を調達できそうなお店や調理場を見たり、伝説の漬物を探したり…
あれよあれよという間に10時半です。

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近江町市場横にすぐ、総本店!
金沢には「加登長」と「お多福」という2大うどん屋があり、
市内あちこちにのれん分けのお店が存在しています。

両者は何でも1900年頃に生まれたお店のようで、

加登長の創業者の和田長平さんをはじめとする4人の実業家がそれぞれ
「加登長」「お多福」というのれんを掲げ、安くて美味しいうどん屋を商い
それが市民の支持を受け、今日まで続いている、というすてきな歴史があるようです。

※詳しくは市民が見つける金沢再発見の会ブログをご参照ください。
http://ameblo.jp/kanazawa-saihakken/entry-10819946949.html

 

加賀と能登からとって「加登長」と言うらしいですが、
創業は明治24年というだけあって老舗感がありますね。

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でもこのメニューの気取らなさ!
素敵です。
10:33入店。
朝ごはん兼昼ごはん1店目、

注文はわりと即決でいなりうどん かやくごはん付きと、加賀じぶ定食(うどん)です。

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こちらが、いなりうどん。

京うどんとほぼ同じ、麺やわらか・だし少なめ・おあげ味付けなし・with かやくごはん
という特徴があるそうです。あ、玉ねぎが入っていますね。

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そしてこちらがじぶ煮!

圧倒的な肉の量!と思いきや、
肉の下に麩やらタケノコやらが隠れていました。
このじぶ煮はいたって通常テンションで、庶民が通う店に相応しい、よいじぶ煮です。
庶民派のうどん屋として、確かな存在感を感じました。

稲田さんコメント

日本人は麺を目の前にするとむやみに「コシ、コシ」言い過ぎなのではないか、というのがもうかれこれ20年くらい私がずっと抱いている違和感です。特にうどんに関しては、かつての讃岐うどん大ブーム以来、日本中が讃岐タイプのコシのあるうどんに覆い尽くされている感があり、もちろん讃岐は讃岐で良いものではありますが、それ一辺倒なのはなんともつまらないと感じております。
最近ようやく、福岡や大阪などのやわうどんを再評価する風潮が少しずつ広まっているようにも感じられ心強い限りですが、金沢も典型的なやわうどんエリアであるという事は恥ずかしながら今回初めて知りました。嬉しい。
この日いただいた「いなりうどん」は味付けなしの刻みおあげにハスに切った青いネギ、という、京都のきざみきつねをまんま彷彿とさせるものでした。私の大好物です。ダシの加減は京都よりやや甘みが強い感じでしょうか。ネギも少し固めですが、そのかわりに柔らかい玉ねぎも少し入ってご当地うどんとしてのアイデンティティが確立されてる風情が嬉しい一品でした。

 

四井さんひとこと
前回は深夜テンションのままむりくり走りきったので
なにを言ってたのかよくわからんかったと思いますが、
今回も残念ながらそれの続きのようなものになると思う。
文章書けないなやみです。軽くなりたい。

さて、前回専務とのなれそめを書いたのだけど、
ぼくが専務と出会ってから、
グイッと食思考スイッチを押され、
その価値観や言葉を信用するきっかけとなった幾つかのタイミングがある。

そのひとつが後に→このマクドナルドの記事(http://inadashunsuke.blog.fc2.com/blog-entry-8.html) でも書かれる事になる内容なのだが、
Twitter上での「マック擁護ツイート」を読んだ時であった。

以下いくつかをご紹介する。

“我ながら青臭いなあと思いつつついつい事あるごとにマックを擁護してしまうのは、マックがスケープゴートになる影でもっとはるかにドイヒーな物がスルーされがちなのが釈然としないのが一つと、あと安易なローカライズに走らない姿勢を純粋に好ましく思うから。” 2013.10.11

“マックはTESでモスはFFなんですよ。マック不振でモスやや好調なのは品質の絶対差というよりは子供味覚な新保守主義の現れなんだと思う。” 2014.2.16

“普段からクォーターパウンダーのパテよりおいしいハンバーグを食べている者だけがマックに石を投げよ。” 2014.4.17

“ワタミとマックを「うまい」と評価するたびにフォロワー減る気がするけどそこは譲れないの。” 2014.5.31

“ふわふわしてたりカリカリさくさくしてたりうすら甘くてジューシーで色んな味が重なったような濃くてジャンクな味わいの世界ではフレッシュネスとかモスに勝てないじゃないですか。マックの魅力は粗食であることですよ。シンプルで素材感があるのが最大の魅力。”2014.8.15

“マックは時折こうやって日本人的嗜好みたいなのを平気で無視するのが硬派で良い、と言ったらある人に、それは味にこだわらないからこそ欧米基準の食材やレシピをアレンジもせずそのままトレースしてるというだけなのでは?と返され、妙に納得してしまった。実際はどうなんだろう。”

などである。
情と理は同居するね。
漁ってたら思ったよりたくさん載せたくなってしまってすみません。

マックというのはしばしばわかったような態度でもって馬鹿にされがちだ。
絶対食わん!という人でなくても、
「所詮腹の足し程度のもの」という位置付けとして扱いやすさがある。
ぼくはとくにマックファンだったわけでなしに
人並みに安いから食べるよ程度の利用者だったわけだが、
(そもそもマックに限らず反射的に否定を主旨とした感想を
理由付きで強く吐いてる人が苦手だったせいもあるけど)
少なくとも、体感としてこのマックを蔑む人の多さはなんか不当だなあと感じていた。
だってそんなまずくないやん人が作った料理やん。みたいな感情もありつつ、
アメリカンで巨大資本チェーンで王道で全世代向けみたいな、繊細さに欠ける
ネガティブなイメージに呑まれてる部分のあるのかなと考えたりしていた。

マック擁護はぼくのそんなもやもやに差し込んだ
”繊細さを確認する為の”一筋の救いの光であった。

前回も言った、ロジックによる既存イメージの逆転を自分で確認できた。
ぼくの「歴代好きな食べ物総合ベストテン」には
「マックトースト」や「マックグリドル」がランクインしている。

さてさて、ちょっと無理矢理話を繋げると、
加登長やお多福なのだが、
地元密着してるのもあり嫌われるなんてことはないにせよ
なんとなく町中にとくかくたくさんあることから、
ひとつひとつが甘く見られがちだったりはあるのかなと思う。
普段使いのお店として愛されている点も、ファストフードぽい。
またチェーンとのれんわけはちがうみたいな話は置いておいて、
“あえていく店として”選択肢に上げるにはちょっと勇気がいる。
まああえていく必要なんか全く以てないんやけど。

ぼくなんか特に加登長常連でもないし、
今回”あえて”ゲストである専務をおつれする場所として
加登長に行くというのは、それだけでかなりわくわくするイベントであった。
結果そこで得たことは専務とうえだDが書いてくれている通りです。

これからはいままでより加登長に行く機会が増えることでしょう。おわり

2016年07月19日 | Posted in Research 1 | タグ: No Comments » 

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