2016年06月14日

①ここなら何かありそう@カプリ島

カナザワ・フリンジ ディレクターその1の上田です。

ついに、食の巨人 稲田俊輔さんと行く、「KANAZAWA妄想レストラン TEI-EN」
第1回金沢実地調査がはじまります。

調査メンバーは、食べることが生きる軸になっている稲田さん、四井さん、上田の3人。
どうぞよろしくお願いします!

6月6日月曜日、快晴。
金沢駅に12時半すぎに到着した稲田さんと、
まず向かったのは昭和が息づく「コロナロード」にある洋食屋、「カプリ島」。

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カプリ島はカウンターとテーブル席2つのみの小さい店ながら、
グラタンやシチューで定評があり、お昼時には会社員や常連さん達で賑わっています。

職場の近所にあることから私も何度かランチに通っていますが、
記念すべき調査第1店としてこの店が指定されるとは!
わくわくが止まりません。

稲田さん曰く、「コロナロードにあるここなら何かがありそうという勘が働いた」とのこと。

ランチタイムピークが過ぎた13時に入店です。

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最近メディアに取り上げられることも多い本店ですが、
昔と変わらず、寡黙なご主人が淡々と調理をされる姿がかっこいい限り。

看板メニューである小海老クリームピラフ、洋風カツ丼、
そしてシーフードスパゲッティグラタンを注文です。

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愛らしいお姿!

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洋風カツ丼もとってもおいしそうです。
いざ実食。

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小海老クリームピラフは炒められたピラフの上に、
上品なホワイトソースがさらりとかけられており、
とてもシンプル&丁寧な印象。

人気の理由がわかる美味しさです。

洋風カツ丼は溶き卵入りの和風あんがかかり、
付け合わせに茹で野菜がオン。

こちらも上品なお味でぺろりと頂けます。

カツ丼には別途サラダとお味噌汁がついてきます。

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こちらがシーフードスパゲッティグラタン。
上のおこげがうれしいですね。

老舗洋食屋としての腕と尊厳を感じる、とてもよいお店でした。

続くランチ2店目は、郷土料理研究家 青木悦子さんのお店「四季のテーブル」です。

稲田さんコメント


古い洋食屋さんには、その町その店ならではの、他であまり聞かない不思議な料理がある事も多く、私はそれを「謎洋食」と呼んで愛好しています。

こちらカプリ島さんにもありましたありました!小海老クリームピラフがそれです。フランス菓子のような端正な見た目に、実際食べてみても上品で繊細な味わい。ケチャップライスにベシャメルソースという定番同士の奇を衒わない組み合わせが、もうこれしかない、というベストなバランスで融合している完成度はさすがでした。

そしてこの小海老クリームピラフ以上に感銘を受けたのが洋風カツ丼。カツ丼自体の親しみやすい直球な美味しさもさる事ながら、そこにガルニチュールとしての温野菜が添えられてるのが感動です。これぞ洋食屋の矜持という物でしょう。どうせB級、と開き直った洋食屋には何の魅力も感じません。洋食屋に最も必要なものは「洋食屋の誇り」なのではないでしょうか。

四井さんひとこと

まさかのカプリ島である。

しいは専務が来沢するだいぶまえから、食べにゆくみせの候補上げにとってもとっても悩んでいた。

「極めて少ない調査日程の中で、今の金沢をあらわすのにはどの側面をつまんでゆくのが調査としてベストなのか。」洋食分野においても、悩む種はたくさんあった。

金沢らしさ、、、といえばやはり他地域から見た観光地金沢のまんなかの立地かつイメージも裏切らない自由軒が妥当か、メディア登場も多く地元民のハートもカバーするごぞんじハントンライスの老舗グリルオーツカが正解か、いやハントン目的がありなら皿カツ目的で選ぶのも乙だよなということでグリル中村屋かとか、いやいやせっかくならもっと極端で狭い地元目線として千成亭でも許されるのかとか、なら実はメガ盛り系は純で粋な真当な技に感動しがちだったりもするしクックでもありなのかとか、いややはり個人店はちょっと地域精神とは別の個性だしいっそ国道沿いのファミレスかとか、そうだ新しい店こそいま現在の金沢の様子が反映されてるはずだからフリーペーパー常連のおしゃれ系をさがすのがよいのかとか、そんなことより単純に洋食世界偏差値的まじめなクオリティに期待する方が結果的に地域特性をみつけやすかったりするのかなとか、んーよく考えたら北極とかニュー狸とかせりなとかのキャラよくしらないぞとか、喫茶店にも洋食ってあったなとか、だいたいそんないろんなとこぼかあわかんないよ、、金沢カレーは対象外やもんな、、、なんかサンボアンってのもあったよなあれなに、、、、

結果的に向かったのは「コロナロードがグッと来る」という理由で、しい自宅と金沢アートグミから最もご近所、よく知ったザ・シブい店、カプリ島でした。

専務との調査はおそらくぼくが一番緊張しているのだけれども、あんまり考えすぎずに楽しんでゆくのがいいねっておもいました。

2016年06月14日 | Posted in Research 1 | タグ: No Comments » 

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